人事の人見第6話感想_お互いに知り合う過程を、もっと大事にしませんか?
- hi-perda
- 5月20日
- 読了時間: 4分
こんな方に読んでほしい!
◎静岡市近郊で営業中
◎従業員数51名以上
◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい
◎ご年齢が30-50代の代表者様
◎人事・総務機能を強化したい
◎面接して合格を出したが、すぐに辞めてしまう
こんにちは。社会保険労務士の杉浦です。
今回は、4月スタートの新ドラマ、「人事の人見」の第6話の感想と思ったことを書き綴っていきます。
公式HPあらすじ
『日の出鉛筆』では新卒採用試験が行われ、面接会場には就活生が集まっていた。「どうしても参加したい!」と無理を言って、真野(前田敦子)とともに面接のサポート役を務めることになった人見(松田元太)は、集団面接を受けている学生たちの発言に興味津々。その中でも「小さいころから日の出鉛筆で働くのが夢だった」という学生・新山健太郎(安藤冶真)の会社や文房具への愛に人見は感動する。 新山の熱意を感じた人見は、試験の後に偶然再会した新山に面接時の感想を聞かれ「新山くんならきっと大丈夫」と勝手に答えてしまう。しかし、三次面接の通過者に新山の名前は無く・・・。 新山の熱意が本物だっただけに人見は会社の採用基準に不満を持ち、採用担当のウジン(ヘイテツ)に相談。選考に落ちてしまった学生たちをもう一度集めて、ひとりひとりとちゃんと話をしたいと言い出す。 一方、人事部でも同じく“採用面接”を受けている者が・・・。その人物こそがウジンで、クリエイティブな仕事を望んで人事部からの異動を希望していたがなかなか叶わず、ついに転職活動をしていた。しかし、上手くいかない転職活動に心が折れそうになっていた。 そんな折、選考に落ちた学生たちにもう一度チャンスをあげたいという人見の勢いにのまれたウジンは、人事部のみんなには内緒で人見とともに学生たちを集めてバーベキューをすることに。就活で忙しい学生たちに申し訳ない気持ちになるウジンだが、学生たちの思いは違って・・・。
感想
・今回のテーマは、面接です。
面接、するのもされるのも苦手という方は多いですよね。
する側は、正解がわからない中人を合格不合格にしていく過程が苦手。
される側は、自分を採点されているような、そして落とされたときに、自分は必要とされていないといわれたような感じが苦手。
新卒採用では、(だんだん崩れていますが)一斉に各社スタートして、翌年度4/1入社に間に合うように活動を進めます。
でも、何次面接まで繰り返しても、結局はお互いのことは見えないものです。
作中にあった、ざっくばらんにバーベキューしたり、不合格者とカフェでじっくり話をしあう機会を持ったりするのは、面白いアイデアだなと感じました。(不合格となった人のESを、破棄すると言っているのに破棄せず利用するのはやめましょうね!)
・会社も応募者も、どうしたら仮面を外せるか?
内定辞退や就職後の早期離職。「ここではやりたいことができないと思った」。投下した時間に対してマイナスの結果とはこうした事態になるのだと思います。
作中、人見君のアイデアで、候補者から人事部に質問を行う「逆面接」が始まりました。「会社側は、自分たちのいいところばかりしか言わないから不公平」という声が上がったことを受けての提案です。
確かにそれは一理ありますね。よく思ってもらいたいですし。
一方で学生・候補者の側も、よく思われて入社したいと、面接の回答を作るわけです。
この仮面舞踏会、何とかならないかとずっと私も考えています。
「私はこうしたい」「わが社はこういう風にしていきたいと思っている」
「今はこれが苦手で」「有給休暇の取得率は高くないが、○○をして対策を検討している」
時間をかけてでも、お互いのありのままを話せて、お互いの価値観を認め合える面接フローを構築できたらいいですよね。
・うちにはあなたが必要だ、大切な存在なんだ。って、折に触れて伝えられていますか?
今回、ウジン君は面接の準備と並行して、自身の転職活動もしていました。
ずいぶん浸透してきたと思いますが、皆様の会社の社員さん(特に若手)も、現業を頑張りつつも、スマートフォンの中には転職活動アプリを入れて検索している。そうした考え方が当たり前になりつつあるのは理解しておきましょう。
採用した時点で、「その人がいいと思ったから」採用したわけですよね。
その気持ち、いつも伝えられていますか?
ウジン君の採用時は、人事部長自らが熱望して採用した経緯があったようです。それを転職活動で最終面接まで進んでいることを打ち明けたその日に、「本当は辞めてほしくない」という気持ちとともに本人に伝えます。
結果転職はなくなりますが、折に触れて「いつもありがとう」とか「こういうところに期待して、うちは採用したんだよ」とか「あなたじゃないとダメ」って言えていたら、もっと良かったのかななんて思います。
希望した部署にいけない・給与が安い・休日が少ない。労働条件でいろいろな不満はあれど、それを飲み込んで消化できるくらいには、人の関わり方には可能性があります。
次回は第7話です。
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