人事の人見第2話感想_頼っても・任せても大丈夫と信じる心
- hi-perda
- 4月22日
- 読了時間: 4分
こんな方に読んでほしい!
◎静岡市近郊で営業中
◎従業員数51名以上
◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい
◎ご年齢が30-50代の代表者様
◎人事・総務機能を強化したい
こんにちは。社会保険労務士の杉浦です。
今回は、4月スタートの新ドラマ、「人事の人見」の第2話の感想と思ったことを書き綴っていきます。
公式HPあらすじ
『日の出鉛筆』人事部の人見(松田元太)を始めとする若手社員たちは、皆で力を合わせて謎を解く脱出ゲーム風の社員研修に参加することに。しかし映画やゲームのような世界観を期待していた人見は、物足りなかったと不満をもらす。一方、真野(前田敦子)は、そんな人見に勤怠管理システムの画面を見せ、残業時間が150時間を超えていることを指摘。勤務時間に関係なく思い出した時に打刻していた人見は、真野から激怒される。するとそこに運悪く労働基準監督署による調査が入る。労基に匿名で通報があったらしい。その結果、日の出鉛筆は隠れ残業とそれに伴う残業代の未払いに関して指摘される。人事部長の平田(鈴木保奈美)から報告を受けた常務取締役の里井(小日向文世)は、記録をつけずに残業をさせている部署があることを問題視する。それを受け、真野は人見と商品企画部の企画チームリーダー・植木奈緒子(珠城りょう)に会いに行く。植木は、日の出鉛筆の看板商品であるボールペン『シルキーボール』リニューアル案の社内コンペを控え、自らの意思で勤怠をつけずにサービス残業をしていた。植木は、自分の案が採用されるかどうかの瀬戸際だから人事の方でなんとか対応してほしいと主張し真野の言葉に耳を貸さない。さらに持ち出し禁止の会社PCを持ち帰り、家でも隠れ残業をしていた。匿名の通報者は誰なのか?人見は社外にいる植木を追うが・・・。
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感想
・新人研修でゲーム性のあるものをやるのって、近年のトレンドなのでしょうね。
私はやったことありませんが、面白そうです。
・冒頭、監督署への通報によって抜き打ち臨検が行われます。鉄仮面な監督官の方ですが、ドラマ上厳しい場面の演出ということもあるのでそんな感じなのでしょう。
前にお話しさせていただいた監督官の方はとても話しやすく、相談に乗ってもらえる方でした。笑顔もあるし。
社労士は監督官の方と会社さんをつなぐ通訳的な立ち位置として見ていただければ!監督官の皆さんも、どうしたら会社さんに分かりやすく伝えられるか腐心しています。
☆今回のテーマは「隠れ残業と仕事への情熱」、「周りを頼ることは悪いことではない」と感じました。
忙しい方の気持ちとしては、「したくて残業しているわけじゃない」「するなするなと言われたら、記録に残らないようにするしかない」というところではないでしょうか。本編でもそういったセリフが出てきます。
とはいえ会社としては、そういったことをされると労働時間管理ができていないことで、それこそ監督署の指摘を受けることになるでしょう。
ですので、「なぜ残業せざるを得ない状況になっているのか」をくみ取ってあげることがまずは大切であると思います。
対象の植木さんは、社内コンペで負けたくない、という思いが隠れ残業を生み出していたということがわかります。
人事部の聞き取りから、部下や同僚を頼らず独力で進めることにこだわっていること、それによって仕事の調整に実は不具合が生じていることが明らかになります。
その行動にも、過去の出来事が関係してはいるのですが、人見くんの思い付きで行われた、植木さんとその周りの関係者との脱出ゲームで、「周りと協力しないとできないこと」「頼ることは悪いことではないこと」に気づくことができました。
特に、部下に仕事を振らない、抱え込み症を乗り越えて、大事な商談を部下に預けてみるシーンは印象的でした。
誰かに仕事を預けるのって、最初はとても不安ですよね。渡された側ももちろんですが。
でも、信じて任せないと、部下自身の成長もできないし、上司のあなたは仕事が減らず心身を疲労させていくばかりです。
受援力の視点としても注目されるべきかと思います。
1人大変にしている人を、周りの皆さん(家族・同僚・部下・上司)は心配しているということ、頼ってくれることを皆さん待っているということを、忙しく頑張っているあなたは信じて、色々なことを任せていく。それによって、自分も周りも救っていくことにつながります。
テーマ設定された課題の最上位に、”本物の”リアル脱出ゲーム(なぜそういうかは見てみてもらえたら)という全員共通の優先課題が現れたことで、思いもしない周りの一面を見られたのが良かったのかもしれませんね。
次回第3話も、感想をまとめていこうと思います。今日21時放送です。



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