人参ぶら下げ式のご褒美はありがたみが薄れる。だからこそもらったことを忘れない人でいたい
- hi-perda
- 3 日前
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こんな方に読んでほしい!
◎静岡市近郊で営業中
◎従業員数51名以上
◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい
◎ご年齢が30-50代の代表者様
◎頑張りに対してもので返している
こんにちは。社会保険労務士の杉浦です。
「成果を出したらボーナス」「テストで90点以上なら達成したらPS5」──こうした“ご褒美で釣る”やり方は、昔からよく使われてきました。いわゆる、馬の前に人参をぶら下げて走らせる方式です。
もちろん、短期的には効果があります。しかし、多くの研究や現場の経験が示すとおり、人参ぶら下げ式は長続きしにくいものです。理由は単純で、「慣れるから」です。
最初はワクワクして頑張れる。でも、同じようなご褒美が繰り返されると、ありがたみが薄れていきます。
「またこれか」「それくらいのご褒美なら別に…」
このように、“もらえるのが当たり前”になり、”もらえないと不満に感じる”のです。さらに怖いのは、「ご褒美がなければやらない人」をつくってしまうことです。
とはいえ、ここで強調したいことがあります。
もらったものは、間違いなく“もらった事実”であるということです。
たとえ人参ぶら下げ式であったとしても──
・評価してくれた
・気にかけてくれた
・自分に投資してくれた
その「与えてくれた事実」には、重みがあります。
ここを忘れない人でいられるかどうかで、その後の人間関係は大きく変わります。

ご褒美に慣れてしまうと、人はつい
「この程度は当然」「もっともらっていいはずだ」
という考え方になりがちです。
しかし、もらったことを当たり前にせず、
「ありがたいな」「自分のために動いてくれたんだな」
と感じ続けられる人は、周囲から見るととても魅力的です。
「この人には尽くし甲斐がある」「もっと力になってあげたい」
そう思ってもらえる人は、結果として応援され、チャンスも集まってきます。
経営でも同じです。
社員から「もっとください」と言われる会社と、社員から「いただいた分を生かします」と言われる会社。
どちらが強い組織になるかは、言うまでもありません。
もちろん、経営者としては適切な処遇や評価制度づくりが大前提です。その上で、
・与える側は、ぶら下げすぎない
・もらう側は、感謝を忘れない
このバランスがとても大切だと感じています。
「感謝を忘れない人」には、不思議と支援者が集まります。
目立つ実力や派手な実績よりも、「この人のためなら」と思わせる空気を持っています。
人参ぶら下げ式のご褒美は、確かにありがたみが薄れてしまいます。しかし、人参そのものを忘れない心を持てるかどうかは、私たち一人ひとりの姿勢次第です。
会社経営も人生も、結局は人と人との関係で成り立っています。
だからこそ、
・もらったものを当たり前にしない
・小さな配慮にも気づける
・「ありがとう」をきちんと言える
そんな人でありたいものです。
(もちろん、与えたら何でも感謝しろよ、というわけではありませんよ!)



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