SDK:最近どんな感じ運動をしよう
- 2025年12月25日
- 読了時間: 4分
こんな方に読んでほしい!
◎静岡市近郊で営業中
◎従業員数51名以上
◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい
◎ご年齢が30-50代の代表者様
◎離職率を下げたい
こんにちは。社会保険労務士の杉浦です。
皆さんは、日々従業員の方とどれくらいコミュニケーションを取っていますか?
今回はSDKというアイデアをご紹介します。

一見すると、IT用語のようにも見えますが、ここで言うSDKはとてもシンプルな言葉です。
S:最近 D:どんな K:感じ?
この一言を、職場で“意識して使ってみよう”という運動です。
労使コミュニケーションの理想と現実
令和6年労使コミュニケーション調査によると、労使で話される内容について労働者の方は「職場の人間関係」を重視したいと思っているようです。
一方で、経営者や管理職の皆さんは本当に忙しい。一人ひとりとじっくり面談をする時間を、定期的に確保するのは現実的に難しい、という会社がほとんどではないでしょうか。
「もっと話した方がいいのは分かっている。でも時間がない」これは、多くの経営者が抱える正直な悩みだと思います。
だからこそ、“重くない声掛け”が効く
なので、簡単でもいいので、「最近どんな感じ?」という、たった一言の声掛けを欠かさないようにしませんか?ということです。
ポイントは、 ・深い話をしようとしない ・答えを求めすぎない ・評価や指導につなげないということです。
廊下ですれ違ったとき朝の始業前コピー機の前現場を見て回ったとき
ほんの数秒で構いません。「最近どんな感じ?」それだけでいいのです。
会話がない職場で起きやすいこと
職場で会話が少ない状態が続くと、社員はどう感じるでしょうか。
「自分は気にかけてもらえていない」「いてもいなくても同じ存在なのかもしれない」
こうした気持ちは、すぐに表に出るわけではありませんが、少しずつ積み重なっていきます。そして、ある日突然、「来月辞めます」という形で表に出てくることも少なくありません。
離職の理由は、給与や労働時間だけではありません。“関心を持たれていないと感じること”これも、静かですが確実な離職の一因になります。(本当の退職理由は言わないものです)
声をかけるだけで変わることもある
逆に、内容は浅くても、接点がある職場ではどうでしょうか。
「社長、最近どんな感じ?って聞いてくれたな」「忙しい中でも、ちゃんと見てくれているんだな」
それだけで、人は意外と安心するものです。大切なのは、完璧なフォローではなく、気に掛けているというサインです。
“見て回って声をかけるだけ”の習慣
ある企業では、社長が毎日決まった時間に、各フロアや現場をぐるっと回る習慣がありました。
やることは、たった一つ。従業員一人ひとりの顔を見て、声をかけるだけ。
・「調子どう?」 ・「最近どんな感じ?」 ・「忙しそうだね」
長話はしません。業務の指示もしません。それでも、その会社は離職率が低く、「家族的な会社」と社員から言われていました。
理由はシンプルです。“見てもらえている”と感じられるからです。
SDKは、特別な制度ではありません
「最近どんな感じ運動」は、新しい制度でもコストのかかる施策でも難しい研修でもありません。
経営者や管理職の“意識”を、ほんの少し変えるだけです。
・報告を聞く前に、一言聞いてみる・注意をする前に、様子を聞いてみる・結果ではなく、状態に目を向けてみる
これだけで、職場の空気は少しずつ変わっていきます。
経営者こそ、最初の一声を
経営者の皆さんは、「昔はもっと厳しかった」「仕事は背中を見て覚えろの時代だった」そんな経験も多いと思います。
ただ、時代も働き方も変わりました。今は、“分かっているつもり”よりも、「聞いてみる姿勢」が、組織を支える時代です。
ぜひ明日から、SDK:最近どんな感じ?この一言を、職場で使ってみてください。
それは、小さな声掛けですが、社員にとっては「この会社で、もう少し頑張ってみよう」と思える、大きな安心につながるかもしれません。
職場を変えるのは、派手な改革より、こうした“さりげない日常の積み重ね”なのだと、私は感じています。
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