”○○と○○の間”シリーズ④_「温故知新・伝統を重んじること」と、「新規歓迎・ベンチャーマインド」との間
- 2 日前
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こんな方に読んでほしい!
◎静岡市近郊で営業中
◎従業員数51名以上
◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい
◎ご年齢が30-50代の代表者様
◎ベテラン社員が多い
こんにちは。社会保険労務士の杉浦です。
今回は「“○○と○○の間”シリーズ」の第4回です。経営の現場でよく出てくる「どちらも大事だけれど、バランスが難しい」というテーマを掘り下げていきます。
第4回のテーマは、「温故知新・伝統を重んじること」と、「新規歓迎・ベンチャーマインド」との間についてです。
伝統を重んじることの価値
まず、「これまでのやり方」を見直してみましょう。
長年続いてきた仕事の進め方やルールには、それだけ長く通用してきた理由があります。
例えば、
・無駄が少なく効率的である
・トラブルを避けるための工夫が詰まっている
・お客様から信頼されているやり方である
といったものです。
つまり、伝統とは単なる「古いやり方」ではなく、現場の知恵が積み重なった結果とも言えます。
これを軽く扱ってしまうと、思わぬミスや品質低下につながることもあります。
しかし、変化しないリスクもある
一方で、長く続いているやり方には注意点もあります。
それは、時代に合わなくなっている可能性です。
例えば、
・昔は良かったが、今は非効率な手順
・デジタル化できるのに手作業のまま
・「昔からこうだから」で続いている業務
こうしたものは、知らないうちに会社の足かせになります。
つまり、伝統は強みであると同時に、変化を妨げる要因にもなり得るのです。
新しい発想がもたらすもの
では、新規歓迎・ベンチャーマインドの視点はどうでしょうか。
新しい考え方や、時には「ちょっと変わった発想」は、
・業務の効率化
・新しい商品やサービスの創出
・若手社員の活性化
といった効果をもたらします。
特にこれからの時代は、変化への対応力が会社の強さを左右します。
その意味で、新しい発想を受け入れる姿勢は非常に重要です。
ただし、受け入れには壁がある
とはいえ、新しい考えは簡単には受け入れられません。
特に長年会社を支えてきた社員にとっては、
・「今までのやり方を否定された」と感じる
・「本当にうまくいくのか」と不安になる
・「現場を知らない・これまでの経緯を無視した意見だ」と反発する
といった感情が生まれることもあります。
つまり、新しさは時に摩擦を生むのです。
しかしこれは、悪いことではありません。
それだけ真剣に仕事に向き合ってきた証拠でもあります。
経営者に求められる“橋渡し”
ここで重要になるのが、経営者の役割です。
結論としては、「伝統か革新か」ではなく、「どう両立させるか」がポイントです。
例えば、
・守るべきルールと、変えてよい部分を明確にする
・新しい提案は、小さく試してから広げる
・ベテランの経験と若手の発想を組み合わせる
といった工夫です。
伝統を否定せず、新しさも排除しない。
その上で、両者をつなぐ“翻訳役”になることが経営者には求められます。
「変えない勇気」と「変える勇気」
経営には、2つの勇気が必要です。
それは、「変えない勇気」と「変える勇気」です。
・守るべきものはしっかり守る・変えるべきものは思い切って変える
この判断を誤ると、
・全部変えてしまい、現場が混乱する
・何も変えずに、時代に取り残される
といった事態になりかねません。
だからこそ、「何のためにそれをやっているのか」という本質に立ち返ることが大切です。
まとめ
昔からのやり方は、長年積み重ねられてきた価値ある財産です。
一方で、新しい発想は、これからの会社を成長させる原動力になります。
どちらか一方を選ぶのではなく、
「伝統」と「革新」のちょうどいい間をどう作るか
これが、これからの経営において重要なテーマです。
今ある強みを活かしながら、未来に向けて少しずつ変えていく。
その積み重ねが、強く生き残る会社をつくっていくのではないでしょうか。
最後にこちらの曲を聞いてお別れです。
「間(あいだ)」の感覚を持ちながら、次回以降もいろいろなテーマを掘り下げていきましょう。
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