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Perfumeの活動休止で考える、「おしまい」の言い換え方

こんな方に読んでほしい!

◎静岡市近郊で営業中

◎従業員数51名以上

◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい

◎ご年齢が30-50代の代表者様

◎前向きな気持ちで仕事に臨んで欲しい


こんにちは。社会保険労務士の杉浦です。

日本を代表するガールズユニット、Perfume が、2025年末をもって“活動休止”に入ると発表しました。

ただし、その言葉として「コールドスリープ(Cold Sleep)」という表現を使っています。前向きで未来をにおわせる言葉ではないでしょうか。


このニュースを見て、私は「悲しい出来事も、捉え方・言い方次第である」と考えさせられました。


「おしまい」の言い換え方、その意味と使いどころ

私たちは日常やビジネスの中で、「終わる」「辞める」「休む」「止める」といったネガティブに受け取られやすい言葉を使うことがあります。しかし、言葉を少し変えるだけで、その受け止められ方、そして未来への姿勢が変わることがあります。

Perfumeの「コールドスリープ」に加えて、以下のような「言い換え」が考えられます:

  • 卒業→ 長く続いた何かを一区切り。感謝と清々しさを含んだ終わり。

  • 充電期間チャージタイム→ 人も組織も、次の活力を蓄えるための大切な休み。再起への準備期間。

  • 旅に出る旅立ち→ 新しいステージ、新しい経験への出発。今までの枠から一歩外に出る。

  • 棚上げ一時棚上げ→ 「今はやめるけど、将来戻す可能性を残す」という含み。

  • セーブモードリセット期間(ただし用法に注意)→ 状態を維持しつつ、新たな準備や見直しをする期間として捉える。

こうした言い換えには、マイナスの印象を和らげ、むしろ次を期待させる効果があります。特に、組織にとって「区切り」を付けるとき、単に「終わり」と言うよりも、感情や雰囲気に配慮した言葉を選ぶことが、関わる人たちの心の負担を和らげる手段になるのです。


経営者として意識したい「言葉の使い方と労務環境」

では、ビジネスシーンでこの「言い換え」の考え方は、どう活かせるでしょうか?


● 組織の“卒業”や“役割交代”の場面で

たとえば、長く会社に貢献してくれた幹部やベテラン社員が役職を外れる、新しい幹部を迎える…こうした転換期は「退任」「引退」という言葉で語られがちです。しかし、そこをあえて「卒業」や「新たなチャレンジへ」という言い方にすることで、「終わり」ではなく「次への期待」を社内外に示すことができます。


● 一時的な組織変更、制度の棚上げで

たとえば業務の一部を見直すために“いったん止める”という判断をする場合、「廃止」「削除」ではなく「充電期間に入る」等と言うことで、従業員の安心感や協力を保てます。


● メンタルヘルスと職場の雰囲気づくりにおいて

“終わり”もしかりですが、物事をネガティブに捉えると、人はさらにマイナスへと感情が振れ、よりつらくなっていってしまいます。 しかし、今回のように同じ物事であっても、違う捉え方を考えてみると、「意外と何とかなるのかも」「思っていたより深刻じゃないのかも」と思え、自身のメンタルヘルスにも好影響があると考えられます。


☆「おしまい」は終わりではなく、言葉しだいで“はじまり”になる

いかがでしょうか?

Perfume の「コールドスリープ」という表現は、単なる活動停止ではなく、未来への希望と可能性を残した“言葉の選択”でした。彼女たちのように、終わりを「卒業」「旅立ち」「充電期間」「眠り」と言い換えることで、人の心はずっと柔らかく、前向きでいられます。

私たちも、会社の転換期や社内の区切りを迎えるときには、「そのこと」をどう伝えるか―― 言葉ひとつで、社員の受け止め方やその後の雰囲気が大きく変わります。

終わった後には始まりがあります。

ぜひ、これからの職場づくりや組織運営のなかで、ネガティブに捉えがちな「おしまい」に対して、前向きな言い換えを意識してみてください。

言葉を変えることで、組織の未来は変わります。

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