怒りに飲まれる前に、思い出したいこと
- hi-perda
- 2022年5月11日
- 読了時間: 2分
こんな方に読んでほしい!
◎静岡市近郊で営業中
◎従業員数30名以下
◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい
◎ご年齢が30-50代の代表者様
こんにちは。社会保険労務士の杉浦です。
皆さんは、「アンガーマネジメント」という言葉をご存知でしょうか?
部下とのやり取りに課題を感じる昨今では、一般的な言葉になってきたと感じます。
アンガーマネジメントは、怒りのコントロールの手法です。適切に怒りの感情を扱うことで、円滑なビジネスコミュニケーションを図ります。

前回ハラスメントの記事において、「2 精神的な攻撃 脅迫・名誉毀損・侮辱・ひどい暴言」の項目にて、以下のような解説を付しました。
【業務上必要な注意は許容されますが、問題となるのは「人格否定」「業務外の事柄との結び付け」による言動です。ヒートアップしすぎて過激な言葉遣いにならないようにしましょう。】
ここにおいて、アンガーマネジメントと掛け合わせて考えてみると、「一時の感情で怒ってしまうことで、ハラスメントが起こってしまうことを防ぎたい」というゴールが見えてきます。
改めて、おすすめは叱る前に一息つくことです。
・相手に言葉を届ける前に、数秒数えてから話し始める。
相手の方のミスを叱る場面があるとき、カッとなってすぐ言葉を発する前に、6秒ほど、ゆっくりと頭の中で数えてみましょう。冷静な気持ちで事実と向き合うことで、行き過ぎた発言を防ぎ、不幸なハラスメントを回避することができます。
・「白い壁にハエが一匹止まっている」図をイメージする。
感情をクールダウンさせるのに、こちらの方法も有効です。「白い壁に止まっているハエ」に集中することで、大きく沸き上がった感情を落ち着かせることができます。
・深呼吸する。
基本中の基本かもしれませんが、やはり基本があっての応用。
腹式呼吸で、鼻から吸っておなかに空気をため込み、口からゆっくり吐き出しましょう。
相手の方が目の前にいるときは、息を吐きだす際ため息にならないようにしましょうね。「呆れてものも言えない」という雰囲気になってしまって、相手の方を圧迫しかねません。
仕事の場に限らず、家庭や友人関係、SNSの場面でも大いに有効です。特にSNSでは相手の顔が見えません。文章を打ち終わって、「本当にこれを相手に届けていいのだろうか?」と見直しすることも大事でしょう。
怒りの感情とうまく付き合っていきましょうね。



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