自分の大好きで、誰かの大好きを傷つけないように。
- hi-perda
- 2022年12月21日
- 読了時間: 3分
こんな方に読んでほしい!
◎静岡市近郊で営業中
◎従業員数30名以下
◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい
◎応援しているスポーツチームやひいきにしているグループがある
◎ご年齢が30-50代の代表者様
こんにちは。社会保険労務士の杉浦です。
応援する対象、サッカーチームやアイドルといった存在がいることは、その人自身の生きがいにもつながる非常に良いものと思います。
これは、皆さん自身だけでなくて、他の人もそうであると言えるでしょう。
最近は、相手の大好きを傷つけて、自分の大好きを強めようとする風潮が良く見られます。

(熱狂的と、迷惑とは紙一重なのかもしれません)
例えば、スポーツチームの応援。
プロ野球で言えば、自チームと相手チーム、それぞれがいなければ試合はできませんよね。
しかし、わざとぶつけたわけではないデッドボールに対して、心ない声を飛ばしたり、試合に負けた腹いせにケンカを売ったり煽ったりすることがあります。
痛い、苦しい、悔しい状況になって冷静さを欠く気持ちはわかります。
でも、同じくらいの熱量で、相手チームに愛を注いでいる人もいるのです。
そして、試合をしている当事者の選手の皆さんにも、大切にしている家族や仲間がいる。
そういったところに思いを馳せられないまま、自分の大好きを表現しようとするのはとても危険なことと思います。
自チームだけについて見てみても、「活躍できなかった」選手に対して、非常に強い言葉を使う人も見受けられます。
相手チームの選手ならいいか、というと決してそういうわけではありませんが、同じチームの仲間に対しても、行き過ぎた感情をぶつけるというのは、本当にそのチームを大好きと言っていいのでしょうか?
例えば、アイドルやアーティストのライブ。
自作うちわやペンライトなど、持ち込みができない公演もあれば、できても、「ジャンプや大きく腕を振るのは禁止」「明るすぎるペンライトは禁止」と、一定のルールを設定している公演もあります。
ですが、こうした「来てくれたみんなが、あまねくいいライブだったと思ってもらえるように」、つまり、みんなの大好きが尊重されるように決めているルールがあるのに、自分の大好きを優先させてしまうケースが良く見られるようです。
チケットの争奪戦に勝ってようやく参加できたライブだから、とか、応援している気持ちを伝えたい、といった気持ち、これもやはり良く分かります。
それが高ぶりすぎて、同じようにその演者さんを好きでいる後ろの人が、前の人のジャンプでさえぎられて、ライブ中ステージを全く見ることができなかったとしたら、どうでしょうか?
その方は、どう感じるでしょう。また、飛び跳ねたり、大きい声を張り上げたりする人が、あなたの目の前にいたとしたら、どうでしょう。
こうした推し活に限らず、日常生活や職業生活でも、大好きのぶつかり合いというのは十分に考えられます。
自分の価値観だけが世界のすべてではなくて、十人十色、百人百色……数えきれないくらいの「自分の価値観」「自分の大好き」「自分が大切にしているもの」が、この世には存在しています。
家族としても、同僚としても、取引先関係としても、その意識を大事に過ごしていきたいものです。
特に、SNSは特に顔が見えにくいメディアでありながら、発信は驚くほど気軽にできます。
常々、「直接言われたら、相手はどう思うか」を頭の片隅において利用していきましょう。



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