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会社は労使どちらの夢をも叶える願望器たれ

こんな方に読んでほしい!

◎静岡市近郊で営業中

◎従業員数51名以上

◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい

◎ご年齢が30-50代の代表者様

◎前向きに仕事に取り組む従業員を増やしたい


こんにちは。社会保険労務士の杉浦です。

「会社とは何か?」と問われたとき、経営者の皆さんはどのように答えるでしょうか。利益を出す組織、社会に貢献する組織、従業員の生活を支える仕組み…。そのどれもが正しいですが、私は一歩踏み込んで「会社は経営者と従業員、双方の夢を叶える“願望器”であるべきだ」と考えます。

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願望器とは何か

ここで言う「願望器」という言葉は、人気ゲーム・アニメ作品『Fate』シリーズを例にとると分かりやすいでしょう。作中では「聖杯」と呼ばれるアイテムが登場し、それを手にした者の願いを叶える力を持つとされています。つまり願望器とは、「人の望みを現実に変える仕組み」のことです。

会社はまさに、現実社会における願望器のような存在であってほしいのです。


従業員にとっての願望

従業員は会社に所属することで、さまざまな夢や希望を持っています。普段は表立って見えなくても、心の中では叶えたいことはきっと誰しもあるのです。

  • 安定した収入を得たい

  • 自分の力を発揮して成長したい

  • 家族を安心させたい

  • 仲間と共にやりがいを感じたい

  • 趣味に没頭したい

こうした願いを実現できるかどうかは、会社の在り方に大きく左右されます。たとえば給与や働き方の制度はもちろんですが、「この会社でなら頑張りたい」と思える雰囲気や仕組みがあるかどうかも重要です。


経営者にとっての願望

一方で、経営者にも願いがあります。

  • 創業時に描いた理想を形にしたい

  • より良い商品やサービスで社会に貢献したい

  • 仲間と共に会社を成長させたい

  • 自分自身の人生をかけた証を残したい

  • 好きなことを仕事にしたい

世間的には従業員のために頑張ることを求められがちな経営者ですが、同時に「自分のため」を追求してもいいのです。むしろ両方の夢が調和してこそ、会社は持続的に発展していきます。(I am OK, you are OK.の精神)


夢が交わる場所としての会社

しかし現実には、「経営者の夢」と「従業員の夢」が対立してしまうことも少なくありません。利益を重視するあまり従業員が疲弊したり、逆に働きやすさを追求しすぎて経営が苦しくなったりするケースです。

そこで大切なのは「会社はどちらかの夢だけを叶える場所ではない」という認識です。双方の願望を尊重し、交わらせる。そのためには次のような工夫が考えられます。


  1. 経営者が夢を語る 「何のためにこの会社を運営しているのか」を言葉にして共有すること。従業員はトップの思いを知ることで共感しやすくなります。

  2. 従業員に夢を語らせる 入社面談や評価面談の場で、「あなたはこの会社でどんなことを実現したいですか?」と問いかけること。これにより、従業員自身が自分の目標を言語化できます。

  3. 夢の重なりを探す 経営者の願望と従業員の願望が重なる領域こそ、会社が進むべき方向です。どうなっていきたい?が一致していれば、あとはそこに向けて頑張るだけですね。


創業当時の夢を思い出す

経営者の皆さんは、創業当時(あるいは事業承継時)どんな気持ちを抱いていたでしょうか。

「こんな商品を世に出したい」

「地域の人々に役立ちたい」

「家族を守りたい」

――その願望こそが、会社を立ち上げた原点だったはずです。

忙しい日々の中で忘れてしまいがちですが、その原点を再確認することで、従業員にも素直に伝わる言葉が自然と出てくるようになります。


まとめ

会社は経営者の夢を実現するための装置であり、同時に従業員の夢を支える装置でもあります。どちらか一方だけではなく、双方が願望を持ち寄り、交わり、支え合うことによって、会社は「真の願望器」として機能します。

「人が集まり、夢を語り、それが現実になる」。そんな場所である会社をつくることこそが、これからの経営に求められている姿なのではないでしょうか。

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