中央大学学員会静岡県中部支部講演会に参加しました_「人生100年時代の地域創生―地方は本当に弱いのか」
- hi-perda
- 10月15日
- 読了時間: 3分
こんな方に読んでほしい!
◎静岡市近郊で営業中
◎従業員数51名以上
◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい
◎ご年齢が30-50代の代表者様
◎地方で経営していくことに不安がある
こんにちは。社会保険労務士の杉浦です。
母校の中央大学では、卒業後のつながりを保つための組織として、全国に学員会と呼ばれるものが存在しています。
学員会の目的は、母校の興隆と発展に寄与することです。そのために、全国に地域支部を広げ、企業などの職域・職場や同期などの学員の集まりを育成、支援してきました。学員の皆様が行くところには、必ず学員の輪(和)があることが願いです。すでに第2世紀を歩み始めた学員会は、父母連絡会を中心とした父母の皆様とも相携え、母校中央大学をもりたてていきたいと考えています。(学員会HPより引用)
今回、9/27に中島屋グランドホテルで行われた学術講演会「人生100年時代の地域創生―地方は本当に弱いのか」に参加しました。
参加レポートを書いていきます。

”東京一極集中是正”の落とし穴 東京に仕事も人口も集中しているのが良くない、だから地方に分散しよう。
そんな理屈が、防災の面以外、経済的な視点から語られることが良くありますが、そもそも「日本の人口が減り続ける」という前提であるときに、少ないパイの奪い合いは生産的ではない、というお話をいただき、確かに、と納得しました。
実は地域ブロックで見ると、各ブロックは欧州の中堅国レベルと同じくらいの経済規模・人口を有しているそうです。
そう考えると、一番の問題は大きいところから奪う(=出る杭を打つ)のではなく、中堅レベルの界隈の中でいかにしてお金を貯めてもらい、その界隈の中で流通させるか、ということです。
地元で稼いだお金を、例えば静岡でいえば三島野菜であったり、オクシズの野菜であったりといった、地域のものを購入して、循環させることが大切なのです。
顧客満足度を上げることでお金をいただく 業務効率化を図ったり、これまで無駄だったことを解消してあげたりすることで、顧客にはもちろんのこと、サービス提供者にとってもプラスになることがあります。
しかし、日本人はそのことで価格転嫁をしないよう。
確かに、もらっていいのかな?と思う気持ちは分かりますが、お商売では「満足度が上がった」ということでお金をもらわないといけないんだ、ということを力説されていました。
ピンチをチャンスに変える 東京だけが商売の場所ではないし、条件不利地域であったとしても、見出し方ひとつで戦うことができます。
札幌雪祭りは、処理に困った雪の有効活用。環境問題において敵視されてきた工業地帯は、工場夜景としてブームに。そんな風に、不利な条件も見方を変えれば「チャンスに変わる」ことがありえるのです。
私たちの仕事でも同じことが言えそうだなと感じました。
地方だから無理・ダメということで考えるのを辞めるのではなく、ある意味で地方独自の共栄圏を作っていくくらいの意気込みで、商売を展開していかなければならないと思いました。



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