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東部人事労務部会②に参加しました_「ハラスメントの構造と対策」

こんな方に読んでほしい!

◎静岡市近郊で営業中

◎従業員数51名以上

◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい

◎ご年齢が30-50代の代表者様

◎女性が多い職場


こんにちは。社会保険労務士の杉浦です。

静岡県社会保険労務士会の専門勉強部会である、東部人事労務部会の9月回に参加しました。

中野麻美弁護士による、「ハラスメントの構造と対策」というテーマのお話をお伺いし、感想をまとめてみようと思います。

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1.ハラスメント対策とは、人権にかかわる重大なこと

企業に与える影響や、被害者に与える影響などを考えることが多いハラスメント対策ですが、そもそも「人権にかかわることである」という、原初の視点を思い出させていただきました。

その会社で活躍できた可能性を奪ってしまったり、退職することで経済的損失になったり。また、働けなくなることで治療にもお金がかかるようになりますし、納税ができないことで国からの支援も落ち込む可能性があります。

人が人として暮らしていけるためには、ハラスメントを許してはいけないのです。

なぜダメなのか、説得力のある説明ができるようになれた気がします。



2.”もの”としてではなく”人間扱い”すること

会社勤めでは、誰かから道具扱いされるような感じを受ける方も多いのではないでしょうか?

これもいち社会人としてというよりも道徳的な考え方として、「あなたがいてくれてよかった」ということ、「あなたと私は違っていい」ということ、「たくさん寝られて、ご飯をちゃんと食べられて、楽しく日々を過ごせること」という、人間として当たり前の考え方・権利・欲求を認めてもらえることが大切です。

経済的な自立を渡してあげるとなると、仕事量は多い・給与は最低賃金ギリギリという状態では、なかなか立ち行かないと思います。生産性や人口減少など、業績に対して厳しい逆風が吹き続けますが、ぜひ皆さんの暮らしぶりを知る機会を持つことは良いことでしょう。



3.”マイクロアグレッション”に注意!

チクチクワードをわざわざ言ってしまう、”マイクロアグレッション”も人権無視の要素です。

「まだ終わってなかったんだ」

「子育てで大変そうだけど、仕事は仕事でしょ」

「それ、前にも言ったよね?」

…職場を離れても、

「ご飯なんて簡単なものでいいよ」

「私の言うとおりになんでできないの」

などなど。


こうしたグレーなコミュニケーションをとられ続けると、私たちは疲れてしまって良いパフォーマンスを発揮できません。無駄な気を遣って気疲れするし、そのせいで健康や自信を失わされます。

皆さんは、相手が傷つかないという意識でコミュニケーションを取れていますか?

いや、そうでなくとも「そんなつもりで言ったのではなかった」ケースもあります。皆さんは、相手にリスペクトをもって接していれますか?



理論や実践から入りがちなハラスメント対策について、根源の部分を学べる貴重な機会でした。

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