意見に反論されることと、その相手から嫌われているということは分けて考えよう
- 3月10日
- 読了時間: 4分
更新日:3月12日
こんな方に読んでほしい!
◎静岡市近郊で営業中
◎従業員数51名以上
◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい
◎ご年齢が30-50代の代表者様
◎嫌われるのが怖い
こんにちは。社会保険労務士の杉浦です。
誰しも、嫌われることは避けたいと思うものです。(嫌われてもしょうがないと思うことはあるかもしれませんが)
しかし、意見に反論されることと、嫌われることとは分けて考える方が、メンタル的には健全です。
経営会議の場面を思い浮かべてください。
社長が新しい施策を提案したとき、若手社員がこう言ったとします。
「それだと現場では回らないかもしれません。」
このとき、どう感じるでしょうか。
・反抗しているのではないか
・自分のやり方を否定された
・生意気だ
そんな気持ちが、一瞬よぎることはないでしょうか。

反論=敵意、ではない
人は、自分の考えを否定されると、本能的に「攻撃された」と感じやすい生き物です。特に長年経営を続けてこられた皆さまは、自分の判断で会社を守ってきたという自負があります。その分、意見を否定されると、人格まで否定されたように感じてしまうことがあります。
しかし、冷静に考えてみると、反論は“意見”に対して向けられているのであって、“人”に向けられているわけではありません。
ここを混同してしまうと、組織の空気が一気に硬くなります。
反論がなくなる会社は危険
もし会議で、誰も反論しなくなったらどうでしょうか。
・社長の意見に全員がうなずく
・質問も出ない
・議論も広がらない
一見すると、まとまりのある、肯定的な雰囲気に満ちた良い会社に見えるかもしれません。しかし実際は、「言っても無駄」「逆らうと評価が下がる」という空気が広がっている可能性があります。
これは、活気ある職場づくりとは逆方向です。
会社が成長するためには、多様な意見が必要です。反論は、改善のヒントです。異なる視点は、リスクの芽を摘むチャンスです。
「嫌われている」と感じる心理
では、なぜ反論を“嫌われている”と感じてしまうのでしょうか。
理由の一つは、立場です。
経営者や管理職は、常に判断を求められます。責任も重い。孤独もある。
その中で反論が出ると、「自分の求心力が落ちているのではないか」「信頼されていないのではないか」と不安になることがあります。
しかし、実際には逆のことも多いのです。
本当に嫌われている場合、人は意見を言いません。距離を取り、関わらなくなります。
意見を言ってくれるということは、「まだこの会社を良くしたい」と思っている証拠でもあるのです。
人と意見を分ける習慣
ここでおすすめしたいのが、「人」と「意見」を分けて考える習慣です。
例えば、
受け取り手: ✕「あいつはいつも否定的だ」 〇「一意見として受け止めよう。嫌いだから言ってきたのではなくて、事情があって言ってくれたのだ」 話し手: ✕「そんなのはおかしいと思います」 〇「○○という事情から考えると、△という点に難があると考えます」
このように、主語を“人”ではなく“内容”に置き換えるだけで、対話の質は変わります。
心理的安全性の土台
こちらでも良く話題にしております「心理的安全性」という言葉があります。
これは、「自分の意見を言っても大丈夫だ」と思える状態のことです。
心理的安全性が高い職場では、
・ミスが早く共有される
・問題が大きくなる前に気づける
・挑戦が増える
という良い循環が生まれます。
好き嫌いと反論を分けて考えられること、嫌われる不安を超えて反論を待てることは、心理的安全性の重要な要素と言えます。
経営者の余裕が組織を変える
50代以上の経営者の皆さまは、厳しい時代を乗り越えてこられました。だからこそ、意見を受け止める“器”の大きさが、会社全体の空気を決めます。
反論されたとき、一呼吸おいてみてください。
「この人は、会社のことを考えてくれているのかもしれない」
そう思えたとき、会議の雰囲気は変わります。
まとめ
意見に反論されることと、その人が嫌っていることは、別問題です。
反論は、対話の始まり。沈黙は、対話の終わり。
地方で経営を続けていくためには、社員の知恵を集めることが不可欠です。
ぜひ、「反論=チャンス」と捉える視点を持ってみてください。
活気ある職場づくりは、意見を受け止める一歩から始まります。
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