これがしたい、を聞かれても迷ってしまう人には、これはしたくないを聞こう
- hi-perda
- 15 分前
- 読了時間: 3分
こんな方に読んでほしい!
◎静岡市近郊で営業中
◎従業員数51名以上
◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい
◎ご年齢が30-50代の代表者様
◎社員から前向きさを感じられない
こんにちは。社会保険労務士の杉浦です。
経営者の皆さまとお話ししていると、こんな悩みをよく聞きます。
「若手に将来の話をさせたいけれど、何を聞けばいいか分からない」
「“やりたいことは?”と聞いても、黙ってしまう社員が多い」
皆さんは、部下や社員に「将来、何がしたい?」「どんなキャリアを描いている?」と聞いたことはありませんか。
前向きな質問のつもりでも、相手が言葉に詰まってしまう場面は意外と多いものです。
夢や希望を語れることは、確かに素晴らしいことです。
しかし、誰しもが明確な夢を持っているわけではありません。
仕事においてはそれなりでいいや、という人もいますし、しゃかりきに頑張ろうという人ばかりでもありません。
むしろ、「夢を語らなければいけない」「やりたいことを言わなければ評価されない」と感じることで、苦しくなってしまう人もいます。
特に今の若い世代は、「失敗したくない」「間違ったことを言いたくない」という気持ちが強い傾向があります。
そんな中で「何がしたい?」と聞かれると、「正解を言わなければいけない」と思ってしまい、頭が真っ白になってしまうのです。
そこでおすすめしたいのが、「したいこと」を聞くのではなく、「したくないこと」を聞くという考え方です。

たとえば、
「将来どうなりたい?」ではなく、
「将来、こうはなりたくないという状態はある?」
と聞いてみてください。
不思議なことに、「したくないこと」は、多くの人が意外とスラスラ話せます。
「残業ばかりの生活はしたくない」
「上司に怒鳴られる職場は嫌だ」
「家族との時間が取れないのは避けたい」
「家に帰っても家族とケンカしてばかり」
「自分の時間が全く取れない」
これらはすべて、その人の価値観を表しています。
「したくないこと」や「なりたくない状態」は、いわば人生の“地雷マップ”です。
それが何かに気づくだけでも、方向性は自然と定まってきます。
そして重要なのは、したくない状態の反対側を考えることです。
残業ばかりが嫌なら、「効率よく働ける職場」
怒鳴られるのが嫌なら、「安心して意見を言える環境」
家族との時間を大切にしたいなら、「仕事と生活のバランスが取れた働き方」
この反対側こそが、その人にとって心地よい状態です。
無理に大きな夢を描かなくても、自分に合った働き方や役割は見えてきます。
経営者の皆さまにとっても、これは大きなヒントになります。
社員一人ひとりの「したくない」を知ることで、離職のリスクを減らし、安心して働ける職場づくりにつなげることができるからです。
活気ある職場は、「夢を語れる人」だけで作られるものではありません。
「ここなら、少なくとも嫌な思いをしなくて済む」
そう感じられる環境こそが、社員の定着と成長を支えます。
次に社員と面談をするとき、ぜひこう聞いてみてください。
「これだけは避けたい働き方って、ある?」
その一言が、職場を変えるきっかけになるかもしれません。



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