2025/1/11の福のラジオを聞いて思ったこと。上手な悪口を使うようにしたい。
- hi-perda
- 1月14日
- 読了時間: 4分
こんな方に読んでほしい!
◎静岡市近郊で営業中
◎従業員数30名以下
◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい
◎不平不満が周りで発せられることが多い
◎ご年齢が30-50代の代表者様
こんにちは。社会保険労務士の杉浦です。
毎週土曜日14時から、TOKYOFM系列で放送される福山雅治さんの福のラジオ。 土曜日のルーティーンとして毎週楽しみに聴いていますが、今回は悩み相談のコーナーで「彼女から聞かせられる、誰かの悪口が多くて辛い」という彼氏さんからの投稿がありました。 それを受けて、福山さんは「悪口にも技術がいる」というまとめをされていました。
本記事では、そんな一連のやり取りを聴いて感じたこと・チーム作りとの関わりをまとめようと思います。
※こちらのリンクから、1/18まで聴くことができます。
悪口も技術が必要な時代
他人の振る舞いや考え方に対して不満を抱くことは避けられません。何も思うなという方が無理だと思います。そして、時には誰かにその不満を伝えたくなることもあるでしょう。
ただ、感情のままに発すると、周囲の信頼を失い、人間関係に悪影響を与えるリスクがあります。そこで、「悪口を言う技術」が重要になってきます。これは単なる感情の吐露ではなく、不満をうまく伝えつつ、相手を傷つけずに関係を円滑に保つための技術です。
不満に思っている事実をただ表に出すだけなら問題にはならないでしょう。ここから発展して、容姿のような関係ない部分にまで話が及んでいくと、「下手な悪口」ということになります。
また、目の前にないもの(芸能人・政治家・遠くの町の事件事故)に対して出てくる気持ちも、「下手な悪口」になる可能性を秘めています。「その人自身には解決できないこと」で悪く言われても、聞いている相手・言っているその人にはどうにもできないからです。
悪口を聞く側の視点
悪口を言われる側やそれを間接的に聞く人の気持ちを考えてみましょう。悪口ばかり聞かされると、聞く側も疲れてしまいます。中には、あなたの大事な部下や同僚がその対象となり、悪口を耳にしたことで傷ついてしまうかもしれません。
このような状況を避けるために、悪口を聞かされた人が取れる対策として、「Iメッセージ」を活用する方法があります。
たとえば、「悩みや愚痴は聞くけれど、悪口ばかりになるとこちらの気持ちも辛いです」と、自分の気持ちを素直に伝えることです。Iメッセージは相手を責めるのではなく、自分の感情に焦点を当てるため、相手にも受け入れられやすいのが特徴です。
また、「聞いてもらった分、代わりに自分の話も聞いて欲しい」と伝えるのも良いでしょう。会話は、聞く3割・話す7割だと、相手から聞き上手であると思われるそうです。逆に、バランスがあまりにも崩れてしまうと「今日はうまく話せなかった…」と感じる結果に終わります。
悪口を言う側への提案
悪口をつい言ってしまう人にとっても工夫が必要です。
自分が言われた立場を想像する: 自分がいないところで、自分が悪く言われていると思うと、何だか人間不信になってしまいますね。その時の気持ちを思い出してみてください。批判や指摘が、自分のいないところで起こっていたとしても、それは気持ちとしては折り合いをつけて、直していくことができます。 しかし下手な悪口にまで至ってしまうと、ただただ傷つくばかり。影響をより具体的にイメージできるはずです。
ライトな言葉やトーンを意識する:
悪口や不満を伝える際には、できるだけ軽い言葉や柔らかなトーンを使うように心がけましょう。たとえば、「あの人は仕事が遅い」ではなく、「もう少し段取りを工夫すれば、もっと効率が良くなりそうですね」というように、建設的でポジティブな表現に変えてみてください。
悪口を言うなら――聞く側のことも考える
ラジオ内の内容も踏まえて言えば、悪口を言うこと自体が悪いわけではありません。不満や愚痴をため込むとストレスになるので、適切な形で発散することも必要ですし、言ってくれる方が、聖人君主・完璧超人ではないと知ることができて身近に感じられるとも考えられます。(喜怒哀楽がしっかりしている人の方が魅力的)
ですが、そこに技術が伴わないと、自分の信頼や周囲との関係を損なう可能性があるよ、ということです。
悪口を言う際には、上手な悪口が出てくるような練習と、その技術の習得がいるのだということは、今回聴いてとても腑に落ちました。 たとえば多くの人と接すること、読書や映像などから語彙力を磨くこと。また、正しい感情の発し方を学ぶことが大切かなと感じた、土曜の昼下がりでした。
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