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メンタル不調は、ひとくくりにできるものではないのです。ストレス脆弱性理論とは

  • hi-perda
  • 2022年11月5日
  • 読了時間: 3分

こんな方に読んでほしい!

◎静岡市近郊で営業中

◎従業員数30名以下

◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい

◎メンタルヘルス対策に取り組んでいきたい

◎長期休職中の方がいる

◎ご年齢が30-50代の代表者様


こんにちは。社会保険労務士の杉浦です。

労災において、ストレスによる精神疾患の認定を考える際、「このパターンだからこう!」と決め打ちにするわけではなく、軸になるのは「ストレス脆弱性理論」と呼ばれるものになっています。



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(人それぞれ、ストレスへの感じ方も違うし、ストレスへ持つ印象も違います。)

環境からくるのストレスと、その人自身の反応性、もろさとの関係で、精神的破綻が生じるかどうかが決まるという考え方です。

ストレスが非常に強いものなら、どんなに打たれ強くてもやられてしまう。

逆に、ストレスが弱いものであっても、その人が打たれ弱いのなら、やられてしまう。

ストレスと脆弱性は反比例の関係にあると言えます。


労災の場合には、どの要因が原因なのかな、というところを総合的に見ていくことになります。

そして、ストレスそのものは「多くの人が一般的にはどう受け止めるか」という客観的な基準にもとづきます。


では、個人個人で「ストレスと脆弱性」を対処していく方法はないのでしょうか?


まずは、相談できる場所・選択肢を多く持っておくことです。

ストレスをダムの水だとしたときに、放出する場所が「家族」「友達」「専門機関」と、いくつかあれば、ダムが満杯になる前に=抱えきれなくなる前に処理することができるでしょう。

また、趣味や生きがいを持つことも大切です。仕事の外に逃げ道になりうる「楽しいこと」があれば、ストレスと楽しいの天秤でバランスを取ることができます。


一般的に言うストレス耐性を上げるというと、怒られ慣れするというような印象もあるかもしれませんが、「厳しい言葉の裏を読まない」=怒られた事実に対してのみ意識を向けるということも良いかもしれません。今ここ、に集中するマインドフルネスの要領ですね。私自身を攻撃しているわけではないんだ、と思えるかどうか。

そして、会社としてストレスによる精神疾患→労災の流れを起こさないようにするためには、その要因になりうる、ハラスメントのタネを摘んでいくことです。

弊所でも、ハラスメント研修をご用意しておりますので、お声掛けください。 ストレスチェックは、50人以上の企業では義務化されており、また、ハラスメント対応についても義務付けられました。

これらの目的は、いずれも「働く人に、心豊かに、健やかなキャリアを送ってほしい」という思いです。会社全体で、誰も取り残さずに幸せを作っていきましょう。

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