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全身○○人間になろう、全身○○人間を育てよう

こんな方に読んでほしい!

◎静岡市近郊で営業中

◎従業員数51名以上

◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい

◎ご年齢が30-50代の代表者様

◎経営理念を浸透させたい


こんにちは。社会保険労務士の杉浦です。

企業経営において、社員がどれだけ会社の理念や方針を理解し、それを体現できるかは非常に重要です。そのような人材を、ここでは「全身〇〇人間」(〇〇には会社名が入る)と定義します。

全身〇〇人間とは、単に会社のルールを守る社員ではなく、会社の理念・方針・歴史・展望を深く理解し、それを日々の仕事や行動で実践できる人材です。このような社員は、社内外からの評価も高く、充実したキャリアを築くことができます。 さらに、会社にとっても、こうした社員の存在は組織の成長を促す大きな力となります。

では、どうすれば「全身〇〇人間」になることができるのか、また会社としてそうした人材を育てるには何が必要なのか、4つの要素を提案します。



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① 企業理念・方針を深く理解し、共感する

全身〇〇人間になるためには、まず会社の理念や方針を正しく理解することが不可欠です。単に覚えるのではなく、「なぜこの会社はこの理念を掲げているのか?」を深く考え、自分の仕事に落とし込むことが重要です。

具体的な取り組み例:

  • 会社の創業ストーリーを学ぶ(なぜこの会社が存在するのか?)

  • 経営陣の考え方を知る(理念や方針がどのように決まったのか?)

  • 自分の業務と理念を結びつけて考える(どう行動すれば理念を体現できるか?)

例えば、ある会社が「顧客第一主義」を掲げているなら、「自分の仕事がどのように顧客の満足につながっているのか?」を意識することが大切です。


② 言動が理念に沿っているかを常に振り返る

全身〇〇人間は、会社の価値観を体現し、言動が一貫している人材です。理念や方針を理解するだけでなく、それを日々の業務の中で実践し、周囲からも「〇〇らしい人」と認識されることが重要です。

実践するためのポイント:

  • 日々の業務で会社の理念に沿った行動を意識する

  • 自分の発言や態度が、会社の価値観と矛盾していないか振り返る

  • 「〇〇社らしさ」を体現する先輩や上司の行動を観察し、学ぶ

例えば、ある会社の理念が「挑戦を恐れない」であれば、新しい提案を積極的に行うことが、その理念を体現する行動になります。


③ 知識だけでなく、会社の文化や歴史も大切にする

全身〇〇人間は、会社の最新の方針や戦略を理解するだけでなく、歴史や文化を大切にすることも重要です。なぜなら、会社の文化は長い年月をかけて形成されており、その背景を理解することで、より深く会社を知ることができるからです。

取り組み例:

  • 過去の経営者の考えや、会社の変遷を学ぶ

  • 企業文化を支える伝統や社内ルールの意味を理解する

  • 新しい変化を受け入れつつ、会社の根本的な価値観を守る

例えば、ある老舗ホテルが「誠実なおもてなし」を大切にしているなら、最新の接客システムを取り入れる際も、その理念を損なわないように「顧客と接する時間をより多く持つ」等、工夫する意識が必要です。


④ 全身〇〇人間を育てる仕組みを作る

会社としても、全身〇〇人間を増やすために、社員が理念を理解し、実践できる環境を整えることが大切です。

具体的な施策:

  • 理念研修の実施(新入社員だけでなく、定期的に理念を学ぶ機会を設ける)

  • リーダーシップの強化(管理職が理念を体現し、部下に伝える役割を果たす)

  • 社内表彰制度の活用(会社の理念を体現する社員を表彰し、ロールモデルを作る)

社員が「この会社で働いていることに誇りを持てる」「この会社の価値観に共感できる」と思える環境を作ることが、最終的に全身〇〇人間の育成につながります。



では、上記の取組を行った結果、どうなっていれば全身○○人間になれたといえるでしょうか?


① 会社の理念を自分の言葉で語れる

  • 「この仕事の目的は、うちの会社の理念にこう結びついているよね」と説明できる。

  • お客様に「私たちは○○という信念のもと、こういうサービスを提供しています」と伝えられる。

  • 会議やプレゼンで「この提案は、会社の方針に沿ったものです」とロジックを立てて話せる。

② 会社の価値観に沿った意思決定ができる

  • 「短期的な利益よりも、お客様との信頼を優先すべき」と理念に基づいて行動できる。

  • 「会社が掲げる『挑戦』の価値観に沿って、新しいことに取り組んでみる」と前向きに考えられる。

  • 「このやり方は、会社の方針とずれるから、別の方法を考えよう」と自分で軌道修正できる。

③ 日々の業務で理念を体現している

  • 例えば「お客様第一」の会社なら、クレーム対応で「会社の評判を守る」ではなく、「お客様の立場に立った解決策を考える」。

  • 例えば「チームワーク重視」の会社なら、自分の仕事だけでなく、他部署との連携を意識し、助け合う。

④ 社内外から「○○らしい人」と認識されている

  • お客様から「○○社の人って、みんな親切だよね」と言われる。

  • 取引先から「あなたと話すと、○○社の価値観がよく伝わる」と言われる。

  • 上司や同僚から「あの人の考え方や行動は、まさに○○社の理念を体現している」と評価される。



いかがでしょうか?

全身〇〇人間は、会社の成長を支える重要な存在です。社員一人ひとりが理念を体現できるようになれば、社内外からの信頼も厚くなり、企業としての競争力も高まります。そして、会社の理念や価値観を深く理解し、それを体現できる人材です。これは、単に会社に馴染んでいるというだけでなく、会社のビジョンや文化に共感し、自ら進んで貢献したいと思っている状態とも言えます。

こうした社員は、会社の熱狂的なファンのような存在になります。ファンはその対象を全力で応援してくれます。働く方もまた、会社を「ただの職場」ではなく「応援したくなる推し」と捉え、他の会社に簡単に移ろうとは考えにくくなるのです。

離職防止の観点からも、社員が会社に誇りを持ち、理念に共感できる環境を作ることは非常に重要です。ただし、盲目的な忠誠心ではなく、社員が納得し、自分ごととして働ける文化を育てることが、持続的な組織づくりには欠かせません。

皆様は経営者として、会社のあり方についてどうお考えですか?

まずは自分自身が全身〇〇人間となり熱い気持ちを持つこと。そして、社員にその価値を伝えていくことが、強い組織を作る第一歩です。

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