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ライブレギュレーションと就業規則

6月5日
読了時間: 3分

こんな方に読んでほしい!

◎静岡市近郊で営業中

◎従業員数51名以上

◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい

◎ご年齢が30-50代の代表者様

◎職場の秩序が乱れていると感じている


こんにちは。社会保険労務士の杉浦です。

最近、「ライブレギュレーション」という言葉を目にする機会が増えました。これは、ライブ会場でのルールや禁止事項をまとめたものです。以下のサイトをご覧ください。




たとえば「撮影禁止」「ジャンプ禁止」「うちわのサイズ制限」など、かなり細かく書かれています。


一方で、「就業規則」は、会社のルールを定めたものです。労働時間や賃金、服務規律などを明文化したものですね。

この2つ、一見まったく違う世界の話に見えますが、実は共通点があります。



共通点①「禁止事項が増え続ける」

就業規則を作る際、多くの会社が「してはいけないこと」を増やしていきます。

・無断欠勤は禁止・ハラスメントは禁止・情報漏えいは禁止

トラブルが起きるたびに、ルールが追加されていくのです。

ライブのレギュレーションも同じです。過去のトラブルや事故を受けて、

・危険行為の禁止・周囲への迷惑行為の禁止

など、年々細かくなっています。

つまり、問題が起きた経験がルールを増やすという構造は共通しています。


共通点②「守らせるための仕組み」

レギュレーションとは、単なるルールではなく「守らなければならない規定」です。

就業規則も同様で、会社の秩序を守るための強い拘束力を持ちます。違反すれば懲戒処分になることもあります。

ライブでも、違反すれば退場や出入り禁止になるケースがあります。

つまり、どちらも「お願い」ではなく「強制力のあるルール」という点が共通しています。


共通点③「安全と秩序を守るためのもの」

なぜここまで細かいルールが必要なのでしょうか。

答えはシンプルです。全体の安全と秩序を守るためです。

・会社では、職場のトラブル防止。万人が快適に仕事ができるようにするため。

・ライブでは、事故や混乱の防止。ファンが楽しい気持ちで参加できるようにするため。

どちらも、多くの人が集まる場所だからこそ、ルールが必要になります。


共通点④「細かすぎると形骸化する」

ここが一番重要なポイントです。

禁止事項を増やしすぎると、どうなるか。


誰も読まなくなります。


就業規則でも、分厚い冊子を渡されても、社員が中身を理解していないケースは多いです。ライブでも、長いレギュレーションは読み飛ばされがちです。(飲酒して参加する人も良く見かけます)

結果として、「ルールはあるが守られない」という状態になってしまいます。


★本質は“価値観の共有”

就業規則もライブレギュレーションも、本来の目的は同じです。

それは、「この場ではどう振る舞うべきか」という価値観を共有することです。

・会社なら「お互いに尊重し合う」

・ライブなら「みんなで楽しむ」

この土台をいかに共有し浸透させるかが、とても重要です。


まとめ:これからの就業規則のヒント

ライブレギュレーションから見えてくるのは、次の傾向です。

・トラブル対応型でルールは増え続ける

・強制力を持たせるほど複雑になる

・結果として冗長になる、危険なイベントだと認識されて参加のハードルが上がる

これは、就業規則でも同じです。

だからこそ、これからの就業規則は「禁止の羅列」から「行動指針」へシフトしていく必要があります。

例えば、

・「迷惑行為は禁止」ではなく

・「相手の立場を尊重する」

このように表現することで、現場での判断がしやすくなります。

最後に。ルールは増やすほど安心できるように見えますが、実は逆です。

本当に強い組織は、シンプルで伝わるルールを持っている会社です。

ライブ会場も、職場も同じ。「守られるルールとは何か」を、今一度見直してみてはいかがでしょうか。

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