ルールから入るな!会社は労働者との調整・対話コストから逃げてはいけない
- 9 時間前
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こんな方に読んでほしい!
◎静岡市近郊で営業中
◎従業員数51名以上
◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい
◎ご年齢が30-50代の代表者様
◎言っても聞かない人がいる
こんにちは。社会保険労務士の杉浦です。
会社で何か問題が起きると、まず最初に出てきやすいのが「ルールを作ろう」という話です。
・私語が多い → 私語禁止・遅刻が増えた → 遅刻罰則強化・SNSトラブル → 投稿禁止・ハラスメント問題 → 厳罰化
もちろん、一定のルールは必要です。しかし最近、「まず制度で縛ろう」とする会社が増えているようにも感じます。
ですが、本当にそれで人は変わるのでしょうか。

ルールだけでは人は変わらない
例えば、子どもに対して、
「ダメ!」「禁止!」「おやつ抜き!」
だけを繰り返しても、なぜそれが悪いのかを理解しなければ、根本的には変わりません。
会社でも同じです。
・なぜ遅刻が問題なのか
・なぜ情報漏えいが危険なのか
・なぜ周囲への配慮が必要なのか
こうした背景を説明せず、制度だけで押さえ込もうとしても、“見えないところで不満が溜まるだけ”になりがちです。
「ルールを増やす会社」が陥りやすいこと
問題が起きるたびに規則を追加していくと、就業規則はどんどん分厚くなります。
しかし、その結果どうなるか。
誰も読まなくなりますし、「会社は信用してくれていない」「管理ばかりされる」そんな空気も生まれやすくなります。
ルールは、本来“安心して働くため”のものです。ですが、使い方を間違えると、“監視の道具”になってしまいます。
会社は「対話コスト」から逃げてはいけない
本当は、一番大変なのはルール作りではありません。
人と向き合うことです。
問題行動があった時、
・なぜそうなったのか
・本人はどう考えているのか
・何に困っているのか
・どう改善していくのか
これを話し合うのは、とても時間がかかります。
感情的になることもあります。すぐに答えが出ないこともあります。
ですが、この“面倒な時間”こそが、組織づくりには必要なのだと思います。
懲戒の前にも「指導」が必要
法律上も、いきなり重い懲戒処分を行うことは、簡単ではありません。
特に、
・注意
・指導
・改善機会の付与
こうしたプロセスを踏まずに処分を行うと、後々トラブルになることもあります。
つまり、会社には、
「話し合い、改善を促す努力」
が求められているのです。
懲戒とは、“いきなり切り捨てる仕組み”ではありません。
本来は、組織秩序を守るために、段階的に改善を促す仕組みです。
本当に強い会社は「納得感」を作っている
人は、命令だけでは動きません。
「なるほど」「それなら分かる」
という納得感があって、初めて主体的に動きます。
そのためには、
・説明する
・聞く
・対話する
・時には待つ
こうした地道なコミュニケーションが必要です。
つまり、経営の中で、「人を雇う」こととは、ある意味で“対話業”なのだと思います。
まとめ
問題が起きた時、ルールを作るのは比較的簡単です。
ですが、作ったら問題が解決することは極めて稀なことではないでしょうか。
「なぜそれが良くないのか」「どうすれば改善できるのか」
ここに向き合うことは、とてもエネルギーが必要です。
だからこそ、会社はつい、ルール・制裁・罰則に頼りたくなります。
しかし、本当に組織を変えるのは、制度そのものではなく、“人と人との対話”です。
調整コスト。対話コスト。これは経営の“無駄”ではありません。
むしろ、人が定着し、活気ある職場を作るための、大切な投資なのだと思います。
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