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労働条件通知書のひな形を再作成しましょう!_2026年10月1日より

  • 3 日前
  • 読了時間: 4分

こんな方に読んでほしい!

◎静岡市近郊で営業中

◎従業員数51名以上

◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい

◎ご年齢が30-50代の代表者様

◎有期契約労働者を雇用している


こんにちは。社会保険労務士の杉浦です。


2026年10月1日から、パートタイム・有期雇用労働者に関するルールが改正されます。今回の改正は、「同一労働同一賃金」をさらに実効性あるものにするための内容です。

中でも実務に直結するのが、労働条件通知書の記載事項の追加です。これまで使ってきたひな形、そのままでは通用しなくなる可能性があります。

今回は、何が変わるのか、そして何を書けばよいのかを分かりやすく解説します。


※詳細は、以下リーフレットをご覧ください。

厚生労働省、同一労働同一賃金特集ページより引用 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000144972.html
厚生労働省、同一労働同一賃金特集ページより引用 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000144972.html

1.今回の改正のポイント

主な改正は次の3つです。

・労働条件通知書の明示事項が追加

・同一労働同一賃金ガイドラインの見直し

・雇用管理の改善措置の強化

この中でも特に重要なのが、以下の点です。


「待遇の相違の内容・理由について、説明を求めることができる」旨の明示が必要になる


つまり、会社はあらかじめ

「説明を求めることができますよ」

と労働者に伝えなければならなくなります。これを労働条件通知書に書く義務が発生します。


2.労働条件通知書に何を書けばいいのか

新たに追加される記載内容は、シンプルに言うと次の一文です。

「正社員との待遇差について、内容や理由の説明を求めることができます」

さらに実務では、以下のように具体化するとよいでしょう。

・相談窓口(部署名・担当者)

・連絡先・説明を求められる対象(正社員との待遇差)

例えば、


「正社員との待遇差についての内容および理由については、〇〇部〇〇までお問い合わせください」


といった形です。

ポイントは、「どこに聞けばいいのか」を明確にすることです。ここが曖昧だと、形式だけ整えても実務で機能しません。


3.説明を求められたら何を説明するのか

ここが今回の改正の本質です。

説明すべき内容は主に2つです。

①待遇差の内容

②その理由


たとえば、

・基本給が違う理由 ・賞与の有無の違い ・各種手当(家族手当・住宅手当など)の違い ・福利厚生の差

これらについて、

「なぜ違うのか」を説明できる必要があります。


4.説明のポイントは「目的」と「バランス」

単に「正社員だから」「パートだから」では通用しません。

重要なのは次の視点です。

・その待遇の目的は何か

・その目的に照らして合理的か

・働き方の違いとバランスが取れているか

例えば、

賞与が「会社への貢献度に応じた報酬」であれば、パートにも貢献があるならゼロは不自然になります。

逆に、転勤を前提とした手当であれば、転勤のない働き方との差があっても合理的と説明できます。


5.やってはいけない対応

現場でよくあるNG例も押さえておきましょう。

・説明を拒否する

・「会社のルールだから」で済ませる

・根拠が曖昧なまま説明する

これらはトラブルのもとになります。

また、説明義務違反は過料(10万円以下)の対象にもなります。形式だけでなく、中身の準備が重要です。


6.今すぐやるべき3つの準備

改正に向けて、最低限これだけは取り組みましょう。

①労働条件通知書のひな形を見直す→説明請求に関する記載を追加

②待遇差の洗い出し→正社員と有期社員の違いを整理

③説明できる資料を作る→「なぜ違うのか」を言語化


まとめ

今回の改正は、「書類を1行増やす」だけの話ではありません。

・待遇差を見える化する

・その理由を説明できるようにする

・仕事を整理し、納得感をつくる

これが本当の目的です。

労働条件通知書は単なる書類ではなく、会社の姿勢を示す大切なツールです。

この機会にぜひ、ひな形を見直してみてください。それが、トラブル防止だけでなく、社員の信頼向上にもつながります。

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