働きやすい職場です、を言葉で表すために_定性編
こんな方に読んでほしい!
◎静岡市近郊で営業中
◎従業員数51名以上
◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい
◎ご年齢が30-50代の代表者様
◎定着率が悪い
こんにちは。社会保険労務士の杉浦です。
前回は「働きやすい職場です」を数字で表現する「定量編」でした。
今回は、その反対。
数字では表しにくい「人間関係」「相談しやすさ」「社風」などを、求人でどう伝えるかを考えてみます。
「アットホームな職場です」「風通しの良い会社です」「社員同士の仲が良いです」
求人では、こうした言葉をよく見かけます。
しかし、求職者からすると、
「具体的には、どういうこと?」「ブラック企業お決まりフレーズだ」
となってしまいます。
そこで大切なのが、「抽象的な言葉」を「具体的なエピソード」に変えることです。

★「相談しやすい」を具体的にする
例えば、
「相談しやすい職場です」
だけでは、なかなかイメージできません。
これを、
「分からないことがあれば、まず隣の先輩に聞くのが当たり前。入社後3か月は、週1回の面談で困っていることを確認しています」
とすれば、職場の様子が見えてきます。
「相談してください」と会社が言っているだけなのか。
それとも、相談しやすくする仕組みがあるのか。
ここには大きな違いがあります。
★「社員同士の仲が良い」を具体的にする
「社員同士の仲が良い」という表現も、少し注意が必要です。
人によっては、
「休日はプライベートの時間だから、仕事のことは考えたくないけど、休日も社員同士で遊ぶのかな……」
と感じるかもしれません。
そこで、
「仕事中はそれぞれ集中していますが、忙しい人がいれば自然に声を掛け合う文化があります」
「部署が違っても、困ったときにはお互いに相談することができます」
など、「どんな場面で、どんな行動が起きているのか」を書いてみましょう。
これなら、会社が大切にしている人間関係が伝わります。
★「社風」は、社長の言葉だけにしない
「自由な社風です」「挑戦を応援する会社です」
これも便利な言葉ですが、やはり抽象的です。
例えば、
「新しい仕事の進め方を思いついた社員は、役職に関係なく社長に提案できます。実際に、社員からの提案で○○という仕組みを導入しました」
と書けば、「挑戦を応援する」という言葉に説得力が生まれます。
★求人は「会社の自慢大会」ではない
ここで大切なのは、良いことばかりを書くことではありません。
むしろ、
「当社は、社員数が少ないため、幅広い仕事を担当してもらいます」
「昔ながらのやり方が残っている部分もありますが、現在、少しずつ改善しています」
というように、会社の「リアル」を伝えることも大切です。
求職者が知りたいのは、完璧な会社ではありません。
「自分がこの会社で働いたら、どんな毎日になるのか」
です。
「働きやすい」は、会社の中にある
「働きやすい会社です」と書くこと自体は簡単です。
しかし、本当に伝えたいのであれば、
「誰に相談するのか」「困ったとき、誰が助けてくれるのか」「失敗したとき、どんな対応をするのか」「社員の意見が、実際に会社を変えたことがあるか」「普段、社員同士はどんな声を掛け合っているのか」
を考えてみてください。
そこに、その会社ならではの「働きやすさ」があります。
求人票は、単なる条件表ではありません。
「この会社で働くと、こんな毎日になりますよ」
と未来の社員に伝えるためのものです。
だからこそ、「働きやすいです」という一言で終わらせず、具体的なエピソードで会社の雰囲気を伝えてみてはいかがでしょうか。
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